夏の旅行1位はハワイ・豪州行きなどが上昇、国内は北海道!
夏の旅行1位はハワイ、豪州など上昇、国内は北海道-JATA調査 | 旅行業界 最新情報 トラベルビジョン
日本旅行業協会(JATA)はこのほど夏休み期間(7月1日~9月30日)の
旅行について、会員会社364社の社員438名を対象にした人気方面調査と、
大手ホールセラー7社を対象にしたパッケージツアーの販売動向調査を実施した。
このうち海外旅行については、人気方面調査の1位はハワイ、2位は台湾となり、
昨年と同様の結果に。
1位、2位ともに、会員からは「どの世代にも安定した人気がある」との
声が挙がった。3位は昨年4位のシンガポールで、女性をはじめ、家族層にも
人気が高いという。
上位10位については、昨年は10位だったオーストラリアが家族旅行の
増加などから5位に。19位だった韓国は9位に、15位だったカナダは10位に
ランクアップした。韓国は若年層や女性を中心に回復傾向にあり、
カナダはビジネスクラスを利用したツアーがシニア層から人気を集めているという。
販売動向調査では、昨年にカンタス航空(QF)や全日空(NH)が就航し
座席数が増えたオーストラリアが人気で、予約人数は7月は前年比37.0%増、
8月は65.3%増、9月は36.6%増となった。近距離のデスティネーションでは
アジアが好調で、7月は24.7%増、8月は17.4%増、9月は26.1%増。
特にリゾート地が若年層や家族層、シニア層に人気で、韓国も需要が
回復してきたという。
国内旅行の人気方面調査では、上位5位が前年と同様の結果となった。
1位の北海道は新幹線の開業効果で全体的に好調。2位の沖縄は本島に加えて
離島も人気だという。3位の東京ディズニーリゾートを含む東京についても、
東京ディズニーシーの15周年効果などで人気が継続。
4位の大阪は家族層や女性のグループから、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
などが人気を集めた。5位の北陸は新幹線の開業効果が継続しているという。
販売動向調査では、昨年のシルバーウィークの反動で、9月より8月が好調に推移。
北海道については、新幹線の開通効果が道南に加え東北地方にも波及。
東北と函館を組み合わせた商品などが人気を博している。北海道の予約人数は、
7月は1.2%減とやや弱含みだが、8月は5.8%増に。9月は8.2%減となった。
東北は7月が6.8%増、8月が1.8%減、9月が20.0%減。
このほか、NHKの大河ドラマ「真田丸」の効果で、真田氏のゆかりの地である
信州の人気が高いという。